Coding Theory

地主研究室紹介<私の研究> 電気電子工学科 地主研究室


符号理論 (Coding Theory)


前のページで紹介したように同じ記号を複数回送れば,ある程度の誤り訂正能 力を持つ符号を構成することができます. 誤りを訂正することだけを目的と するならばこの方法でも十分であるかもしれません.

しかし,それでは実際に送りたい情報に対して余計な部分(冗長性)が多く通 信に時間がかかってしまいます.

冗長度の模式図 図ではニャンコ自体が情報,(餌の入った)箱を
冗長度と考えて下さい.餌が沢山ある方が
ニャンコは旅を長く(確実に)続けられますが,
その分進む速度が遅くなってしまいます.

そこで二つの要求

を考慮し,効率のよい符号化を考えるのが符号理論です.


さて,この符号理論で扱われる誤りとは一体どのようなものなのでしょうか?
今までは漠然と『誤り』と述べてきましたが,次のページでは誤り制御の対象 とされている幾つかの『誤り』を紹介します.

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